■リビングダイニング
リビングは、本格的なホームシアターが出来上がりました。スピーカーとスクリーンは天井に埋込み、
ブルーのクロスの上部からスクリーンが下りてくる仕組みです。
また、窓装飾に採用したのは、ハンターダグラスの ”ハニカムスクリーン" です。
室外からの光が上映の邪魔をしないよう遮光生地にし、リモコンでの自動開閉が可能です。
カーテンよりもすっきりとしたシルエットで、断熱性も期待できます。
照明計画にもこだわりました。主役のPHアーティチョークの光を邪魔しないよう、
全体照明には間接照明を使い、その他必要なスポットにダウンライトの光を補填しています。
また、リビングダイニングの照明はすべて1台の調光器(スイッチ)でコントロールできるよう設計しました。
仕上げ材としては一般的に「ビニールクロス」がよく使われますが、
今回は全面「布(織物)クロス」で仕上げています。
残念ながら写真では伝わりにくいのですが、本物の布の素材感・風合いが、
ビニールクロスとは一味違います。
また、吸音性能の高い布クロスは、残響を抑える効果があり、ホームシアターにはお勧めです。
ポール・ヘニングセンがデザインした、名作・PHアーティチョーク。視線を集めるこの主役が、
3mの広々とした天井高を強調します。72枚すべてのシェードに光源の光が正確にあたり、
器具自体を照らす美しい間接光と、グレアのない良質な光は、やはり本物です。
キッチンカウンターの下は、もともと真っ白なクロス仕上げでしたが、
半磨き仕上げのダークブラウンのタイルを施工しました。家具の雰囲気にも調和しつつ、
安定感のあるアクセントが出来ました。
ダイニング横には、お手持ちのワインセラーがぴったり入る家具を造作しました。
ワイングラスの収納部はダウンライトでライトアップしています。
また、背面にミラーを張ったことにより奥行きを感じることができます。
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